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ブラックジャーナル

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2016年04月01日
ポジティブ

新社会人へのメッセージ

「社員を使い捨てる会社」より、「会社を使い捨てる社員」となることを恐れよ

 

本日から社会人となった皆さん、おめでとう。

皆さんのこれからの生活が実り多きものであることを祈念申し上げる。

世の中には、社員を使い捨てにする「ブラック企業」というものがあるようだ。
昨今は国レベルで対応が進んでいるし、「労働時間を守れ!」「残業代を払え!」と、
社員レベルでも権利意識が高まっている。
まことに結構なことである。

しかし、社員が権利を主張するとき、なぜか根本的な前提条件が共有されていない気がしてならない。

企業側が社員に報酬を支払って雇用を守り、彼らの成長機会を提供していく大前提には、
「社員が職務に専念し、成果を出すべく努力する」
という義務が存在している。

つまり、「会社に入ったら、向上心を持って頑張らなきゃいけないよ」ということだ。

あなたも、入った会社の就業規則を読んでみるといい。

「労働時間中は、定められた業務に専念しなければならない」

という条項が、必ず入っているはずだ。

しかし、昨今は「キャリアアップ」「待遇アップ」といった名目で転職という選択肢も当たり前になり、
入った会社に対する「帰属意識」や「貢献」といった感覚は薄らいでいるように感じる。

「ブラック企業」や「ワーク・ライフ・バランス」といった概念は一般化したが、
前提となる「社員としての貢献」「向上心」など核となるポイントは読み飛ばされ、
「会社は社員を厚遇して当たり前」という自分たちに都合のいい主張ばかりが声高になされているようだ。

会社が社員を安定的に雇用して厚遇するためには相応の業績が必要であり、
相応の業績をあげるためには優良な社員が必要なのは当たり前だ。

では優良な社員とは何か。
「向上心を持ち、自分が選んだ会社に貢献する」
という当然の意識を持っていることだ。

あなたが「ウチの会社はどうしようもない…」とグチって引き合いに出す、
クパチーノや八重洲あたりにある会社も、社員がビジョンを共有し、
彼らが払う日々の途方もない努力によって成り立っていることを忘れてはならない。

あなたの売り物は「労働」であり、「成果」であり、「貢献」だ。
その意識を持って日々邁進していれば、会社のブラックぶりを憂うばかりの周囲を尻目に頭角を現し、
いずれどこでも活躍できる存在になれるだろう。

(…こんな当たり前のことを言っているだけなのに、「ブラック労働を礼賛するな!」などと
批判してくる輩がいる。彼らのほうこそ、自分たちが「会社を使い捨てにしているブラック社員」
だということに早く気づくべきだ)

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